お問い合わせをいただいてから日化コートの施工完了までの流れを、浴室コーティングの場合を例にしてご案内します。
日化コートは施工時間が短いのが特徴です。標準的な作業時間は約6時間前後(※)。ご家庭であれば場合に依ってその日のうちにお風呂を使えますし、ホテルなどの宿泊施設の場合も稼働をストップする必要はございません。
※乾燥時間は含んでいません。
お電話やお写真などで状況を確認させていただいたうえで、お見積もりを算出します。状況判断が難しい場合は、現場調査に伺ってお見積もりを行います。
お見積もりにご納得いただけましたら、正式にご依頼ください。施工日程などを調整させていただいたうえで施工に伺います。
お客様のお宅を汚すことのないように養生を行います。塗装はガン吹きで行うため、塗料は思ったより広範囲に拡散します。そのため、養生は丁寧過ぎるくらいに行うのがポイントです。
作業箇所の汚れを落とします。下地の作成から入りますが、初めに酸性の洗剤を使用して表面に付いている汚れを落としていきます。次にアルカリ性洗剤を使用して、表面に付いた油膜、洗剤膜などを落としていきます。十分すすいで洗剤分を落とし乾燥させます。
十分に乾燥させた後に、塗装が付いては困る場所をマスキングしていきます。バランスよく貼ることに心掛けます。その後、排風機を用いて換気の準備を行います。
次は下地塗装です。塗装は2回塗ります。エポキシ系の下地塗料をガン吹きにて行います。1回目の塗装後に指触乾燥を確認し、2回目の下地塗装を行います。2回目の指触乾燥ができるまでに、上塗り塗料の色の調合を行います。上塗りは仕上がりの色ですから、乾燥した時の色のあがりを考えて作ります。
本塗装に移ります。合計4回塗ります。指触乾燥が確認できたら、1回目の上塗りを始めます。一度に多く吹き付け過ぎますとタレが生じるため注意深く吹き付けます。1回目の上塗りの指触乾燥が確認できたら2回目の上塗り。さらに指触乾燥確認後3回目、さらに指触乾燥後に4回目の上塗りの吹き付け塗装を行います。
マスキングを取り外します。最後の上塗りの完了後、塗面を確認し、マスキング材を外します。剥がしていくマスキングテープが塗布面に付かないように細心の注意を払って剥がしていきます。乾燥状態の確認は確実に行います。
塗装部の研磨を行います。耐水ペーパーで大まかに行い、仕上げにコンパウンドで磨き上げます。ペーパーでの研磨では、強く研ぎ過ぎないように注意します。
研磨の終わった塗面に撥水ガラスコーティングを施して最終の仕上げとします。コーティング剤はかなり粘度の低いもので、ハンドラビングでの塗布となります。ムラが出ないように注意し、かつ塗り残しにも注意します。
最終チェックで問題がなければ、お引き渡しとなります。お客様に浴槽の清掃の仕方などの取扱方法を分かりやすくお伝えします。